ねりガラ子ノート 改!

好き勝手書きたい事書くブログです。前のブログから随時移行中です。

2019年観た映画・DVD・TV・舞台ベスト10 個人的刺さったランキング

※リンクは徐々に更新する予定ですが、とりあえず書いた勢いでどんどんアップします!じゃないとお蔵入りしそうなので!

 

※更に上の文も含め、全文、前ブログの再掲載です。初掲載2019.12.31.

 

 

今年もあと僅か。

元号が令和になった2019年は映画は3本。

…少ない。上半期くらいしか観に行けなかった。観たい作品は山程あったのに。折角感想を一言メモ残してても、目指してたランキング出来ないじゃん!

 

と、困って「まあ年賀状書くネタになったからいっかー。感謝を込めてツイートしよー」とつぶやいた所、

 

 

なんといつも読んでて影響受けてる方からリツイートしていただけたので、嬉しくて調子乗ってブログ記事を書くことにしてしまった。リツイート嬉しい。うん、凄く嬉しい。

とは言え足りないので、年賀状でも今年観たDVDを足してベスト5にしたのだが、ベストテンだとまだ足りない。されど感動したのはTVもあるぞーとか、そもそもジャズダンスにフラダンス、サーカスに芝居にストリートパフォーマンスフェスも観たじゃないかーと、思い返すと色々出てきた。

 

その中からざざっとまとめてみたら11本まで絞れた。1本多い…無理矢理まとめるか…。

という訳で、ザ・独断と偏見、決して威張れるラインナップじゃないけど、今年観てホント良かった!刺さった!な作品ランキングベストテン、勢いなままに行ってみたいと思います!

 

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ダダン!

10位 プロメア(映画)

良かった。最初くらいは今年映画館で観た映画を入れられた。

数年前に観た大好きなTVアニメ「キルラキル」のトリガーが、同じ監督と脚本で、劇場版アニメやるってー?!観るしかないじゃん!!と公開開始から割とすぐ駆け込んだ作品。だって田舎だから早めに観ないと終わっちゃう。

 

スクリーン一杯のメカの迫力、この作品の特徴であるパステルカラーの炎の描写がCGで縦横無尽に動き回るのも、綿密ではなくダイナミックに振り切りました!感でスカッとした。

何より、キルラキルで大好きだったキャラクターたちを彷彿とさせる登場人物たちが出てきて、そうそう、こういう映画版が観たかったの!という感じ。ルチアの可愛いべらんめい口調がたまらない。主人公の火消しチームの仲の良さ一体感はほんといい。

 

加えて、ライバル火をつける側のリーダー、リオ君がほんと可愛カッコイイ!!可愛い見た目とクールな口調は流石早乙女太一ボイス。主人公ガロのスカッと見得を切るのと対比でいい感じ。あと、途中からリオ君はホント面倒見がいい気がする。

 

そして架空の世界ながら、現代に通じる人種や差別問題を交えつつ壮大なスケール感で描かれるストーリーは、流石は中島かずき脚本!劇団新感線の座付脚本家ならではの盛り上がる展開を映画の尺にまとめる手腕は流石です。気持ちよく名台詞が叫ばれる様を、気持ちよく観られる。滅殺開墾ビーム!!!!!

 

 私はまだ見てないけどグレンラガンとかも同じ監督&脚本だし、王道メカバトルもの?好きな人向けでもあるし、今回はキルラキルのようなお色気な部分が残念ながら無かったので、子供からから大人まで、万人に勧められるアニメ映画だと思う。

 

折角放映されたし、他のメジャーな作品も今年は多かったから(見れてない天気の子とか)、心配で応援ツイートしたりしてたら、なんとなんとロングランにつぐロングランヒット!やったね!!私ももっとリピートで観に行きたかったよ!

 

…書いたら結構いったなあ(汗)。11位の「翔んで埼玉」と悩んだんだけど。一度でも東京都内や近郊に住んでた人なら爆笑ネタのオンパレードで楽しかった。

 

 

9位 「ドラえもんのび太の月面探査記」(映画)

 

みんな大好きドラえもん。私も大大大好きドラえもん。ドラちゃんの可愛いさが至福。

ここ2〜3年はまた映画館で観るようになったが、最近ほんと大人でも見応えある展開になってきてると思う。

今回の脚本に加わっているのは作家の辻村深月。ゲストキャラクターとの友情を深めていく所も、本来お決まりの展開であるにもかかわらず、丁寧に心の描写されているので、暖かな気持ちで感情移入できていく。だからエンディングに泣けたんだな。

 

こちらも冒険あり友情ありで万人に勧められる映画。そして、一つだけネタバレするならば、

ドラえもんの言った

「想像力は希望だ!人への思いやりだ!それを無くした時、破壊がうまれるんだ!」

という台詞に痺れた。これが聴けただけでも観る価値ある。

 

 

8位 「万引き家族」(DVD・TV)

昨年のアカデミー賞、話題作!

ほんと、ナチュラルな日常感と、みんなしあわせになって欲しいのになぁと思う。正しさとは、家族とは…。

 

胸がきゅっとなる。多くは言葉に語れないけど、確実に、観て良かった。そう思う作品。

 

 

 

7位「若おかみは小学生!」(DVD)

昨年ツイッターとかでじわじわ良作と話題になってたので、気になって見てみた。観て凄く良かった。同じく、じわじわ話題のすみっコぐらしの映画観たかったなあ。

 

原作は以前少し読んでた青い鳥文庫の人気シリーズ。そのエッセンスを映画にぎゅっと、丁寧に丁寧に描いた感じ。原作知らなくても勿論楽しめる。

 

アニメ映画と侮るなかれ、個人的に昨年の良作映画の一つと思っている「日日是好日」に匹敵する?ような色鮮やかな季節描写が香る。そこへ主人公おっこちゃんの気持ちに優しく寄り添っていく、暖かな世界。

こんな旅館に泊まってみたい。お仕事ものでもあり、悲しみの乗り越え方を、時にそっと、時にパワフルに?!教えてくれる作品。

 

 

6位 「この世界の片隅に」(DVD・TV)

昨年は確か実写スペシャルドラマやってて、そちらも良かったけど、やっぱりこの映画はほんといいと思う。アニメって、やっぱり動く絵画なんだよなって良さが滲み出てて、心の描写に寄り添ってくれる。

 

そして、ぶきっちょでぼーっとしてるすずさんの生活頑張ってる様子に、凄く親近感が湧くんだ。

 

最近シーン追加した映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」も公開されたから、せめてDVDでたらすぐに観たいなあ。

 

5位 「ルパンレンジャーvsパトレンジャー 最終話」(TV・DVD)

いやほんと、昔から探偵と怪盗と言われたら怪盗が好きな方でして。ルパンとか3世とか怪盗クイーンとかキッドとか。

兎に角ルパンレンジャー側がスタイリッシュで魅力的だったのと、パトレン側との群像劇、唐突に現れるぶっ飛んだギャグ回(エアロビとかキツツキとかシャケとか)、ほんと1年楽しませて貰ったのだが、

 

その集大成、今までの関係性の積み重ねが、最終3話くらいにかけて綺麗に着地していた。

 

実は最終回、録画出来ない上に用事で観られず、まとめサイト閲覧からのDVDでようやく視聴だったのだが、展開知ってても感動出来るって凄くない?!

 

ルパンレンジャーの悲願が本当に目の前で叶った、あの瞬間の持ってき方はお見事!ドラマとして本当に面白かった。

 

 

4位 「クリスマスの約束2019」(TV)

これだけ最近だなおい。しかも今までの流れとかなり毛色が違う番組だね。コンサート形式の音楽番組。

 

シンガーソングライター小田和正の呼びかけで集まったアーティストとコラボして、主にカヴァーソングを歌う。そのハーモニーの重厚さたるや、絶妙でその歌の新しい顔を見せてくれる。

 

今日本で、ハーモニーに感動して泣けることって、なかなか無いと思う。心地よい、のその先にあるハーモニーの可能性が広がっている。

小委員会バンドやJUJUたち常連メンバーもいいし、この日のこと、いい曲が今年も沢山。寄り添う歌やハーモニーができる小田和正だからできる技。

 

昨年はクリスマスは休みだったが今年春に特番やって、それ以外は毎年恒例の番組。過去回も聴きごたえ見ごたえある歌ばかりなので、観られる方はparaviで!

 

 

3位 「さらざんまい 第1皿」(TV)

異色が続きます!てか、ここからはがっつり刺さった系。そしてこの作品は、観ると世界の風景が変わっちゃう系。但し、万人にはオススメできない系。だってヤバイやつしか出てこない。

 

少女革命ウテナ」「廻るピングドラム」を手掛けた幾原監督の最新作、初回放送開始数時間前に存在に気づいてTV前に待機した。あ、ちなみに一般的には、旧作の「美少女戦士セーラームーンTVシリーズや映画の監督、の方がわかるかなあ。テレ朝でやってた方。NHKで最近やった方じゃない方。

 

で、深夜に待機してみた訳だけど。

1話観終わってしばらく呆然とした。なんか凄いモンを見てしまった感。とんでもないモンを見てしまった感。一旦寝た。起きた。怒涛の中毒性だった。

 

独特の世界観。不思議なマークが飛び交い、世界はキラキラと輝く。伏線につぐ伏線。キャッチーな言葉。一歩間違えばグロに成りかねない所を綺麗に表現してくる。何が起こったかわからない。けどパワー絵とパワーワードでぐいぐい持っていく。繰り返すが万人にはオススメしない。でも、間違いなく今一番新しい映像体験な事は保証する。

 

嬉しい事にワンクールの放送が終了した今も、あちこちのTV番組のBGMでサントラが使われている。トンチキ感のある「さらざんまいの歌」は観ていてほんと楽しい。2皿から流れる「カワウソイヤァ」は頭の中グルグル止まらない中毒性。これだけでもYouTube観られる、観る価値ある、観たら、なんだこれで多分さらざんまい沼にハマる。

 

テーマは繋がり、そして生きる。欲望を手放すな!この第1皿見れたということ、それだけで、生きててよかったと思えた。何故ならこれを見た頃死にたかったから。多分半年以上は寿命が延びた。感謝してる。

 

リアルタイムだと考察ツイートがバンバン飛び交い、祭りの様子だった。そして10話放送中にツイッターが阿鼻叫喚となり、私も叫んだ。この辺の事は10皿を見てからウィキれば多分わかる。Twitter連動の新たな可能性を見た。やっぱり、観たら今までの固定概念や価値観ぶっ壊して、頭の中を思いっきりシャッフルしてくれる作品を、定期的に観たいよね。

 

 

2位「ホワイトナイツ・白夜」(DVD)

唐突な旧作洋画。TSUTAYAで取り寄せないと見られなかった。

 

習ってるダンスの先生に、本当に凄いダンスを3つ勧められた。

 

1つ目は映画「ニジンスキー」。残念ながら古過ぎてレンタルやネットで見つからなかった。タイトルにもなっている有名なバレエダンサーを主人公とし、表現者の生き様を描いた作品。wikipediaにある程度その一生は書かれてるが、観てみたかった。

2つ目は「ボレロ」でドン・ジョルジュが踊った映像。YouTubeですぐに出てくる。

そして3つ目が今回選んだ「ホワイトナイツ」。

 

2つ目3つ目に共通するのは、兎に角、ずっと観ていられるダンス。ずっと観ていたいダンス。観れば観るほど奥深いダンスである。

 

もし今後、誰かがダンスを始めた、もしくは上手くなりたいと言ったら、私も真っ先にこの2つをオススメしたいと思う。

 

で、肝心の映画の内容はというと、時はまだ冷戦が終わってない80年代、アメリカで活躍するダンサーが、飛行機でソ連に不時着する所から始まる。実はこの主人公ニコライは、ソ連の天才バレエダンサーだったのだが、好きな演目を踊れる自由を求めて、亡命していたのだ。

 

ソ連に捕らえられたニコライは、アメリカに戻るため、表向きはダンスの稽古をしながら、脱出すべく画策する。ソ連人妻を持つアメリカ人黒人タップダンサーレイモンドと出会い、喧嘩したり稽古したりする中で相棒となったり、残って出世した元カノに会って駆け引きしたり、果たして白夜のレニングラードにて無事に脱出出来るのか?!

 

令和の今観ると、共産主義批判とかアメリカの良い面悪い面とかプロパガンダ的な何かをゴリッゴリに感じるが、まあ、そこを踏まえて観ればエンタメあり、サスペンス要素あり、のストーリーで面白い。音楽もいい、主題歌はライオネル・リッチーの"Say you,Say me"である。wikiによるとアカデミー歌曲賞を取ったらしい。

 

が!基本情報は兎も角として!ただひたすらに!ダンスが!いいのだよ!!!!!

 

最初のバレエ「若者と死」からして衝撃だし。普通のバレエと思うなかれ、ボロベッドから起きた顔色の悪い若い青年が、弱りながら踊って、木の椅子ぶん投げて、悪そうな美女がタバコ吸って煙吹きかけてきたり、とまあ、一種芝居的なトリッキーな中、圧倒的なダンス力で観る者を釘付けにしてくる。

 

だって、そもそもニコライを演じてるのが、ミハイル・バリシニコフ、リアルに超天才バレエダンサーである。てか、ほぼほぼこの人の為の映画である。ソ連から亡命してアメリカに渡ったのも主人公とまるっきり一緒だし。

 

レイモンドを茶化して11ピリエット(片足で連続11回転)したり、なんかマイケル・ジャクソンを彷彿とさせるようなロック?ポップス?を踊ってみせたり、本気のバレエ稽古など、兎に角、本当に上手いダンサーは、何を踊っても上手い。綺麗。もしそのまんま現代に連れてこれたらヒップホップとかもかっこよく踊るんじゃないか(個人的見解)。

 

特に2つ、古巣のシアターで、自分の踊りたいもんはこれだ!!と力強く踊るシーン。曲によって、表現はここまで変わる、という事を、まざまざと見せつけてくる。こんなん目の前で踊られて、落ちない元カノはいない(←)。そして、レイモンドと踊る本気のデュエット稽古。レイモンド演じるグレゴリー・ハインツも実力のあるタップダンサーだが、息ピッタリ、かつ個性を出しつつ、キレと緩急の美しさを見せてくるこのダンス。

 

「お手本のようなダンス」とは、勧めてくれた先生評である。ダンスやってる人はホント一度ご覧あれ。私も定期的に見返したい作品である、ダンスを見るために。

 

 

 

 

さてさて、最後のひと作品となりました!

映えある1位は…

 

 

1位 「RUN ver.3」(舞台・DVD)

最後の最後、芝居かい!!いやだって、やっぱナマの迫力威力は、ハマると別格でしょうよー。

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ま、実はこの作品、前ブログに感想書いてるんだけど。DVD届いた時に。

 

https://www.nerigarako.com/entry/run3osusume/

お座敷コブラの『RUNver.3』を勧めたい!(ネタバレ無し) - ねりガラ子ノート

 

刑事モノで三部作の最後、単品でも楽しめる内容なのは、絶対の信頼が置ける劇団、お座敷コブラならでは。エンタメ全開ちょっぴ切なくて、温かい、見終わった後スカッとする舞台なので、こちらは舞台を観たい人、万人に勧められる。圧倒的な脚本力と演出力。万人に勧められるけど、今までの価値観や世界をひっくり返してくれる作品。

 

途中、この話が、今生きる我々と地続きなのだと気づくと、ゾワッとする。

 

クライマックス、主人公が語りかける言葉に、私は声を出さずに泣き叫んだ。これを観て生きてて良かった。1年くらい寿命が延びた。

 

これは正直、観劇三昧で見て欲しい。動画アプリで、ひと月955円税別で、色々な劇団の芝居動画見放題ですよ!移動費チケット代考えるとメチャメチャお得!!お正月ひと月だけでも入って、見まくるのいかがですか奥さん!そして、気に入った劇団のナマを見に行こう!←

 

 

 

28日にぶっ続で5時間3位まで書いてバテて、31日に2時間掛かって残りを書いた。筆遅っ。てかスマホで書くの慣れない、ギブミー、ノートパソコン。ギブミーDVDレコーダーとプレーヤー。きっつい。

 

でも、ひとまず年内にタイトルのメモだけで、勢いで書ききった。リンクの手直しは年明けにまわします、すみません!

 

来年はもう少しコンスタントに映画館で観て、映画でランキングベストテン書きたい。そして、芝居も観たい。

 

とりあえず今年の私はこんな感じでした!

来年いい年になりますように。

今年もありがとうございました。よいお年を。

アデュオス、令和元年亥年!カモン、令和二年子年!!